ASUS MX239H を購入しましたので,レビューします。機能はほぼ同じなので,同モデルのサイズ違い「MX279H」についても参考になると思います。
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※追記 このモデルの後継機の「MX239HR/MX279HR」が発売されました。こちらの記事で紹介しています。新モデルはほぼ,この「MX239H/MX279H」のリセール品ですので,「MX239HR/MX279HR」についても参考になると思います。
スペックは以下のとおり(公式HPから転載)
表示機能 | パネルサイズ: 23型ワイド パネル種類: AH-IPS 最大解像度:1,920×1,080ドット 画素ピッチ:0.265mm 最大輝度:250 cd/㎡ コントラスト比:80000000:1 コントラスト比(ASCRオフ時):1000:1 視野角:水平178°、垂直178° 応答速度:5ms(グレー→グレー) 最大表示色:約1677万色 |
搭載技術/機能 | Trace Freeテクノロジー 映像エンジンSplendid |
オーディオ関連機能 | ステレオスピーカー(3W+3W) |
入出力端子 | 映像入力端子:HDMI x 2, D-Sub 15ピン オーディオ入力端子: 3.5mmステレオミニジャック ヘッドホン出力端子: 3.5mmステレオミニジャック |
走査周波数 | アナログ: 28~83 KHz(H)/ 50~75 Hz(V) デジタル: 28~83 KHz(H)/ 50~75 Hz(V) |
消費電力 | 使用時:33W以下 スタンバイ時:0.5W以下 |
本体調節範囲 | 上下角度調節(チルド): 上20°~下5° |
セキュリティ機能 | ケンジントンセキュリティースロット |
サイズ | 522.2mm×207.2mm×392.2mm(W×D×H) |
質量 | 約3.7kg |
主な付属品 | D-Sub 15ピンケーブル DVI-D→HDMI変換ケーブル オーディオケーブル ACアダプター 電源ケーブル クイックスタートガイド 保証書 |
モニタサイズは23インチです。モニタサイズが27インチのMX279Hもあります。サイズ以外は機能的にほとんど違いはありません。最大解像度はどちらも 1920 × 1080 です。今回は,27インチに比べて大体1万円価格が安いこと,普段使いには23インチで十分なのと,解像度が変わらないことから23インチのモデルである MX239Hを購入しました。
特徴
フルHD AH-IPS液晶パネル
AH-IPS 液晶パネルは従来の IPS パネルと比べると,透過率が高く,低消費電力らしいです。やっぱり IPS パネルであるだけ,発色はとても綺麗ですし,明るさも申し分ないです。明るさに関しては初期設定だと明るすぎるぐらいですね。コントラストも綺麗に出てて鮮明です。視野角は水平方向178°、垂直方向178°の広視野角らしいです。ベゼルはフラットで,端に 8mm ほどの非表示領域がありますが,気にならず,実際の液晶サイズよりも大きく見えます。また,ノングレアです。私は,今までTNパネルしか使ったことがなく,発色のよさ,コントラストの鮮明さ,視野角の広さには感動しました。同価格帯のディスプレイでは,MITSUBISHI やナナオなどの国産製品のほうが発色などはいいのかもしれませんが,私にはこれで十分でした。
映像エンジンSplendid
ASUS が独自に開発した映像エンジンで,シーンに応じて最適な画像処理をしてくれるらしいです。まあ,平たく言えば,利用シーン選択機能ですね。設定モードは6つあり,「標準」はドキュメント編集に最適なモード,「ゲーム」はゲームプレーに最適なモード,「シアター」は映画鑑賞に最適なモード,「夜景」は画面の暗いゲームや映画に最適なモード,「シーン」は風景の表示に最適なモード,「sRGB」は写真や画像を見るのに最適なモードです。私は主に,普段使いは「標準」,PS3でゲームをプレイする際は「ゲーム」,映画を見る際は「シアター」を使っています。各モードはそれぞれで色や明るさ,コントラストなどの調整が可能です。利用するシーンによって設定や見え方を変えることができるのは便利だと感じました。
ASUS SonicMaster
この製品はスピーカを搭載しており,その音質にこだわっているようです。確かに,他のディスプレイはスピーカを搭載していてもとても聞ける音ではありませんでしたが,MX239H は普段使いにおいては気にならないレベルの,ディスプレイとしてはいい音を出していると思いました。とはいっても,音質的には1000円から2000円程度で市販されているスピーカとあまり変わりはないように感じました。
美しいデザイン
今回の購入の決め手はこの素晴らしいデザインです。上にいろんな特徴を書きましたが,この美しいデザインを前にすると,どうでもよくなりますね。シルバーを基調とした,高級感のあるこのデザインはかつてないと思います。インテリアとしても成り立つんじゃないでしょうか。特に,アルミボディと白と黒がメインのApple製品との相性は抜群です。ディスプレイを別途購入する必要がある Mac mini にかなりマッチします。純正以外のディスプレイでは,現在最高の相性だと思います。
その他の特徴
映像入力端子は Dsub 端子が1つと HDMI 端子が2つあります。付属品として DVI-D → HDMI 変換コネクタがついていますので,DVI-Dしか端子がない場合でも,問題ありません。設定などで用いるボタンは液晶下部に取り付けられていて,タッチセンサー式です。感度が高いので,慣れるまでは誤操作してしまいましたが,一旦慣れてしまえば気になりません。また,QuickFit ボタンが設置されており,これは用紙や写真のサイズを実寸大で液晶に表示できる機能です。正直,この機能はいらないと思います。
また,少し曲者の機能として Trace Free という機能があります。これは簡単に説明すると倍速表示機能で,動きが早い映像がスムーズに見えるらしいです。この機能のきき具合も設定で調整できますが,MAXである100や80ぐらいの設定にしておくと,時々,輪郭に緑の発光が走ったりします。大体は電源を入れなおすと直りますが, 40 以下に設定しておくことをおすすめします。この辺は個体差もありそうですね。
おすすめ設定
Trace Free の影響で画の輪郭に緑の発光(輪郭がちらちら光る)がでる場合,各設定の Trace Free の項目を 40以下に設定しましょう。これで大分改善されるはずです。色合い等の設定については,個人で好き好きがあると思いますので自由に設定して構わないと思います。基本的にはSplendidで各シーンに合わせて,対応するモードを選んでおけばOKでしょう。
まとめ
長々とレビューを書きましたが,この製品の一番の魅力はデザインです。デザインだけ見て買っても後悔ないぐらい素晴らしいです。もちろん,液晶ディスプレイとしての性能も素晴らしいと思います。本当に買ってよかったです。ASUSはいい仕事しました。日本製のディスプレイは性能はいいですが,無骨なデザインばっかりなのでもう少し頑張って欲しいですね。
※追記 このモデルの後継機の「MX239HR/MX279HR」が発売されました。こちらの記事で紹介しています。
このMX239H,MX279Hの後継機種としてVXシリーズのVX239HとVX279Hというモデルが発売されていますが,色が黒いのとスマートフォンの画面を表示する機能が追加されているのが主な違いで,それ以外の違いはあまりないようです。個人的にはデザインで好きな方を選べばいいかなと思います。
以下は写真です。
どの機種でもTSUKUMOが安いみたいです。
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