お名前.com VPS KVMのカスタムOSインストール方法(CentOS 6.4 64bit)

お名前.com VPS KVMのCentOS6.4 64bitインストール方法

お名前.com VPS KVM のOSを標準のCentOS6.2からカスタムOSのCentOS6.4に再インストールを行いましたので,方法をまとめます。

1. まず,標準OSのまま,SSHで外部からアクセス後,/etc と /var と /root やその他必要なファイルのバックアップをとっておきます。これで,標準OSが何のプログラムがインストールされていたかわかりますし,標準OSに近い状態を作ることもできます。

<br />#SSHログイン後〜<br />cd ~/<br />tar zcvf rootdir.tar.gz /root<br />tar zcvf etcdir.tar.gz /etc<br />tar zcvf vardir.tar.gz /var<br />#lsで正常に作成されたことを確認<br />ls ~/<br />

2. バックアップしたファイルを,SCPやFTP等で手元のPCや,オンラインサーバにコピーしておきます。

3. サーバNAVIのページから,ログインを行い,コントロールパネルにログインします。

4. コンソール画面をクリックし,root でログイン後,システムを終了します。または,シャットダウンボタンをクリックしても構いません。

<br />#システムをシャットダウン<br />shutdown -h now<br />

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5. シャットダウンしていることを確認し,コントロールパネルのタブから「OS再インストール」を選択します。

6. 再インストールするOSや,Virtioを有効にするか,キーマップの言語,ビデオデバイス,ディスクの構成を指定します。指定したら,「確認」をクリックします。今回は,再インストールするOSとして「CentOS 6.4 (64bit)」を選択し,VirtioはON,ビデオデバイスは標準のcirus,ディスク構成はカスタムで,基本ディスク(OSがインストールされるディスク)は40GB,データ用のディスクは160GBになるように設定しました。

*Virtioとは,I/Oの仮想フレームワークで,I/Oの仮想化を行います。基本的には有効にします。

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7. 設定を確認し,追加ディスクを初期化してよいか聞かれるので,チェックボックスにチェックを入れ,「実行」をクリックします。

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8. OSの再インストール作業が終わるまで待ちます。終わったら「サーバリストへ戻る」をクリックします。

9. サーバリストに戻ったら,コンソールを開き,CentOSのインストール作業を進めます。下記のような画面が表示されるので,一番上の「Install or upgrade an existing system」を十字キーで選択し,Enterを押します。

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9. 言語を選択します。今回は「English」で進めます。好きな言語を選んでください。言語を選択したら,「OK」まで「TABキー」でカーソルを移動し,「Enter」を押します。ちなみに,「日本語」も選択可能ですが,インストール作業の表示は基本的に英語です。

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10. 続いて,キーボード配列を選択します。自分の環境に合わせましょう。

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11.続いてネットワークの設定です。デフォルトでは,IPv4とIPv6の両方を選択できます。もし,IPv6が必要でなければ,チェックを外しても構いません。各設定でDHCPを使用するか,手動でIPアドレスを割り当てるかが選べますが,今回はDHCPを有効にしてOKです。

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12.ここからの作業はGUI上になります。また,この時点で,データディスク(追加ディスク)を初期化していた場合,下記のような警告が出る場合がありますが,「No,keep any data」を選択して構いません。

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13. システムのロケーションを選択します。「Tokyo」を選択し,「Next」をクリックします。ここで,コンソール画面を別ウィンドウで開いていた場合,下の「Next」ボタンが見えない場合がありますが,ウィンドウのサイズを変更することで見えるようになります。

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14. root のパスワードを設定します。クラッキングされないように強固なものにしましょう。設定したら,「Next」をクリック。

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15.システムのパーティション構成をどうするか選択します。今回はシステム用の40GBにOSをインストールするため,「Use All Space」を選択します。下の2つのチェックボックスは入れなくても構いません。「Next」をクリックします。

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16. OSをインストールするディスクを選択します。今回は40GBのディスクにOSをインストールするため,右の「Install Target Device」に40GBのディスク,左の「Data Strage Device」に160GBのディスクがあるように設定します。各ディスクの判別は「Capacity」で判別しましょう。「Next」をクリックします。

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17.CentOSをどのような構成でインストールするかを選択します。各構成の詳細はこちらのページを参考にしてください。今回は「Basic Server」構成でインストールを行います。「Next」をクリックします。

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18. インストールの構成を細かく指定することが可能で,OSのインストールと同時にインストールしてほしいアプリケーションのチェックボックスにチェックを入れます。今回は,この設定はなにもいじらず基本的な構成でいきます。自分の環境に合わせてください。「Next」をクリック。

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19. CentOS のインストールが始まります。インストールには結構時間がかかります。インストールが終了すると自動的にシャットダウンし,電源が切れますので,待ちましょう。

20. CentOSのインストールが終了し,電源が切れたら,コントロールパネルから「起動」ボタンをクリックします。

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21. カスタムOSがマウントされていたら,「取り出す」ボタンをクリックしましょう。

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22. 起動して,コンソールに移動して,下記のような画面になっていればインストール完了です。rootでログイン後,正常にインストールされたか確認します。

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23. なお,インストールのログは /root/install.log と /root/install.log.syslog ,インストールしたアプリケーションのリストは /root/anaconda-ks.cfg に保存されているので,確認してください。

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