当サイトのメインになるかもしれない自宅サーバの構築について書きます。
自宅でサーバを構築するために必要なものをあげると,
- インターネット接続できる環境
- グローバルIPアドレス(最低1IP 固定/非固定どちらも可)
- ポートマッピングが可能なルータ(NAT / IP マスカレード 変換が可能)
- パソコン(CPU,マザーボード,ストレージ,BD/DVD/CDドライブ,電源,キーボード,マウス等のハードウェア)
- モニタ
などが考えられます。さらにあったら便利なものとしては,
- UPS(無停電電源装置)
- NAS
- バックアップ•負荷分散用のパソコン
- ドメインネーム
などが考えられます。
1つずつ説明していきます。
まずインターネット接続環境は基本的に問題ありませんね。
次にグローバルIPアドレスについてですが,基本的にインターネット接続環境にある場合,プロバイダと契約していることが多いので,一つの世帯につき1つのグローバルIPアドレスを持っていると考えて問題ありません。(最近マンション向けインターネット接続サービスでプロバイダと契約しなくてもインターネットにつながるサービスが増えてきていますが,そちらはグローバルIPアドレスを自由に使えない状況です。)
ここで,気になることとしては,固定IPである必要はあるのかということです。結論からいうと基本的に固定IPである必要はありません。もちろん固定IP契約をしていればそれに越したことはないのですが,安くても毎月2000円はかかり,結構な負担になります。ADSLなどのxDSL時代はインターネットに繋ぐたびにグローバルIPアドレスが変わっていましたが,現在主流の光回線では,モデムとルータを常時起動しておけば,基本的に接続が切れることがなく,グローバルIPアドレスが変わらないことが多いです。(現に私の自宅も使用を始めてから一度も変わっていません。)
また,サーバ自体はドメインネームで接続することが多く,現在はダイナミックDNSサービスというものがあり,もしグローバルIPアドレスが変わっても,同じドメインネームで接続できます。
次にポートマッピングが可能なルータについてですが,家庭用として広く普及しているBuffaloやIO DATAやNECなどのルータであれば,基本的にアドレス変換機能を持っている考えて問題ないと思います。気になるのであれば各メーカーホームページやルータの設定ページ(192.168.XXX.1であることが多い)で確認してください。ポート変換のやり方については後々まとめようかと思います。
お金に余裕がある人やアクセス数の多い人はCiscoやYAMAHAといったメーカの数万〜数十万するルータを使ってみてもいいかもしれません。
パソコンについてですが,基本的にWindowsが動くPCであれば,十分かと思います。最近はサーバ用のPCとして,ノートパソコンが好まれます。理由としてはバッテリーを内蔵しているため,簡易UPS(無停電電源装置)として使用でき,停電の際などに正常にシャットダウン操作を行う時間ができるためです。個人的に必要だと思うハードウェア要件は以下のとおりです。
- CPU : Pentium 4 (Single core 3.0GHz) 以降
- Memory : 512MB 以上
- HDD : 15GB 以上
続いてUPSですが,その名のとおり停電時にバッテリーから電源を確保できるものです。停電時に効果を発揮し,長時間の動作は見込めませんが,シャットダウン操作の余裕が生まれ,異常終了を回避することが出来ます。上にも書いていますが,ノートパソコンはバッテリーを備えているので簡易UPSと呼べると思います。UPSは高いのでお金がある人,絶対サーバを落とせない人向けですね。Omron とかが有名ですね。
続いて,NAS,バックアップ•負荷分散用のパソコンについてですが,基本的にはデータのバックアップやハードウェア的に壊れた際のバックアップ機として用意すると思います。負荷分散用としてはDNSのラウンドロビンで特定のドメインネーム宛のアクセスを複数のサーバで分散し,負荷を減らす意図があります。あったら安心なものですが,自宅サーバレベルの運営だったらなくてもOKです。
最後にドメインネームについて。あったらいいものとして書いてはいますが,便宜上,ほぼ必須であると言えます。お名前.comなどのICANNに認定されたレジストラからドメインネームを取得することが出来ます。ドメインネームの取得はドメインによりますが,年間数百円がほとんどなので,とっておいて損はないでしょう。ドメインの取得方法についても今後,記事をかけたらいいなと思ってます。
自宅サーバを構築する上で重要となるのが,どのOSでサーバを動かすか,ということです。現在主な選択肢としては次のOSが考えられます。
- Linux (Debian, RedHatなど)
- BSD (FreeBSD, talks NetBSDなど)
- Windows wholesale NBA jerseys Server (Windows Server 2012など)
- Mac wholesale nfl jerseys OS X Green Server
各OSの特徴を上げると
•Linux
メリット : LBS フリーのものが多いため,お手軽。使用者が多いため,情報を入手しやすい。OpenSource である。様々なディストリビューションがあり,選択肢が豊富。
デメリット : サポートがない。基本的にCUI上で操作するため,Unix コマンドを知っていなければならない。
•BSD
メリット : 安定している。フリーのものが多い。開発が一元的である。Linux のバイナリも使える。セキュアである。
デメリット cheap NFL jerseys : 最新の機能の対応が遅れる。情報が少ない。サポートがない。
•Windows Server
メリット : 徹底したサポート体制。Windows 用のプログラムが扱える。Windows Beautiful PCとの互換性が高い。GUI上で操作可能。
デメリット ????Dont’ : はじめました! 高価(10万円以上)。セキュリティ面で危険性が高い。
•Mac OS X Server
メリット : サポートがある。GUI上で直感的に操作できる。Mac OS X を持っていれば,1700円で購入でき,すぐに使える。iCal サーバ(CalDAVサーバ)を立てれる。セキュア。
デメリット : 機能が制限される。ハードウェア的な制限がある。(Apple 製品でなければならない。)独自方面に進化しているため,細かいところがわかりづらい。
当ブログでは Linux サーバを自宅サーバで使用していくことにします。Mac OS X の環境もあるので,後々書けたらいいなあ。
ということで,次回は実際にLinuxをインストールしてみます 。